はじまり
 

田舎へ移住しようと、ずっと言っていた。

犬を飼い出してから余計にその気持ちに拍車が

かかっていったけれど、ダンナはそんなに移住

したいんやったら本気にさせてみぃというばか

りで全然まともに取り合ってくれない。

アタリマエカ。

私自身も仕事があるわけないわな、と思ってい

たし。生活できないだろうなと思っていたし。

ずっと、北海道に住みたいと思っていたわけで

はないし、北海道は十数年前に新婚旅行でスキ

ーに行ったっきり行ったことはないし・・・・

(旅行に行きたいとは思っていたけれど)

時々思い出したように、長野に住みたいだの、

鳥取の大山に住 みたいだのと言うのと一緒に、

北海道に住みたいと言ってみたりしていただけ

だった。

 

それが、2000年の終わりに、北海道にテディベ

アビレッジを作ろうとしている人とネットで知

り合ったのが一番のきっかけ。

「すごいな〜、ええな〜、いきたいな〜」と私。

ずっと、このまま終わってもいいのかなって思

ってた。今のままやったら私も、仕事もあるし、

このまま定年までいけると思うし、安定してる

し、でも、それでいいのかなって。もう40や

し、これが最後のチャンスやと思う。あと10

年も経ったら引っ越そうなんて思えへんやろし。

そうダンナに言ったら、フンフンとは聞いてい

たけれど何の返事もなくそのままその日は終わ

ってしまった。私よりずっと、安定志向の人だ

からうんなんていうわきゃないよな〜、と思っ

ていたけれど・・・・・・・それが、その次の

日の朝、通勤途中の車の中で、とらえどころの

ない夢のようだった私の夢にダンナが一言、

「北海道に行ってもええで。」

 

その日の夜、子供(長男中学1年、長女小学校

5年)にそのことを話したら、即座に「行きた

い!」と返事が返ってきた。

 

その日から、家の北海道移住計画が始まったの

でした。